悪夢、再び・・・

　　　　　　　　　

ラーたちと一緒にいる時はとても幸せである。毎日毎日、「ラー、かわいいねぇ～。」と言っては目尻を下げている相変わらずの犬バカぶり。しかし、ラーと離れている時間はとても幸せとは言い難い。毎日の暗いニュースと体調不良が、どうしてもプラス思考を遮ってしまう。人生にはいろいろな時間があるものだと強く感じる今日この頃である。

今朝もそんなラーPMに辛いニュースが飛び込んできた。朝起きて新聞を開くと・・・「えっ！！！・・・」と思わず声が。

昨夜、ラーPMの家からさほど離れていない舟入と吉島で不審火による火災があった。舟入の火事は、私の会社のかつての得意先の工場で起きたものである。経営者も従業員もよく知った人たちばかりで公私ともにお世話になったものである。併設されていた社宅には、とりわけお世話になったoさんが住んでいた。このoさん、2年前には交通事故で20代の愛娘を亡くされており、今回の火災の報を聞いて非常に心が痛み、何ともいえないやりきれなさを感じたのだった。

実はラーPMも、15年前に火災を経験している。実家が不審火による火災で全焼したのである。だから、火事の怖さ辛さは百も承知している。
当時私たちは、鈴が峰の公団住宅に住んでおり難は逃れたが、実家に残してあった物は全て消え去ったのであった。しかし、あの時の心の傷は終生消えないのである。

広島県内では、今年放火事件が非常に多発している。一刻も早い事件の解決が望まれる。しかし、難しい・・・15年前のラーPMの実家火災もいまだ未解決である。

生きていると多くの問題が生じる。プラス思考でそれを良いきっかけに変えるとよい。でも、事の重大性によっては前向きに考えることはとても難しい。そんな時、人は救いや癒しを求め宗教に向かうのかもしれない。

変わり者のラーPMは、どうやらラー様に祈りを捧げそうである。きっと死ぬまで犬バカを続けそうである。(苦笑）